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2024.07.09
特集
今年も来ました!
今や夏の風物詩となっている夏の土用の丑の日。
夏の土用の丑の日といえば、うなぎは欠かせません。
でもそれだけじゃありません!
土用の丑の日のことを理解すると、もっと楽しみになるかも…。
何だか毎年、夏になったらうなぎを食べる日として定着している「土用の丑の日」。
そもそも丑の日って何の日だかご存知でしょうか?
もちろんうなぎを食べるために定められた日ではありません!
では、なんで夏の土用の丑の日にはうなぎを食べるようになったのか?
そもそも「土用の丑の日」とは何の日なのかをご紹介します。
古代中国には「この世のすべては、木・火・土・金・水の5つの要素でできている」と考える五行思想があり、「春は木」、「夏は火」、「秋は金」、「冬は水」という風に、イメージを四季に当てはめた結果、土が余ってしまいます。
そこで、「土」は各季節の終わりの18日間に、4分割して割り当てたというわけです。
「種をたくわえて、芽生えさせる土の働き」に由来したと言われ、各季節の変わり目をそれぞれ「立春」「立夏」「立秋」「立冬」として、「土」の割り当てたそれらの前の18日間「土用」というようになったとされます。
昔から日にちは十二支に割り当てられますが、土用の期間18日間の中にある「丑」の日が土用の丑の日ということになります。
暦の周り方によっては、18日間の中に2度「丑」の日が存在することがあり、それを土用の二の丑と呼んでいます。
ということで、土用の丑の日は各季節の変わり目に合わせて、春、夏、秋、冬にあることが理解できます。
しかしながら、土用の丑の日として「うなぎを食べよう!」と特別なイベントとして定着しているのは「夏」だけというのはなぜでしょうか?
それは、平賀源内にあると言われています。
昔は、季節の変わり目にさまざまな禁忌や風習があり、梅雨明けに重なる夏の土用の丑の日の時期は、季節の変わり目に体をいたわり精が付くものを食べることが行われていたと言われています。
夏にうなぎを食べる習慣は古くは、万葉集に「石麻呂に我れ物申す夏痩せによしといふものぞ鰻捕り食せ」という歌があり、古来よりうなぎは精がつく食べ物とされていたことがわかります。
実際に土用の丑の日にうなぎを食べる習慣ができたのは、江戸時代。当時、旬の時期から外れ、味がこってりしていたうなぎの蒲焼きは、夏には売れない商材だったとか。そこで、夏に売上げが少なかったうなぎ屋へ、平賀源内が提案し、「本日 土用丑の日」という看板を出させたところ大反響となりその後、他のうなぎ屋も真似するようになったことで習慣が定着したといわれていますが、もちろん諸説あるようです。
夏の土用の丑は、立秋の前18日間。夏から秋に向けて季節が移り変わりに向けて夏の暑さが極まり、夏バテなども実感しやすくなる季節。
一年で一番うなぎを食べる人が多い時期に、ぜひ美味しくうなぎを味わってみましょう。
日本では昔から、夏から秋にかけての夏土用の期間は、「丑の日」に身体に良い「う」のつく食べ物を食べる「食い養生」という風習がありました。
「うなぎ」もそれに便乗した提案であったとも言われています。
そこで、土用の丑の日に食べていただきたい代表的な食材をご紹介します。
これ以外にも、ウインナーやうずら、ウイスキーやウーロン茶なんかも「う」がついちゃいますが、実際にはご紹介の食材のように季節の旬の食べ物やつかれた胃腸、夏バテなどにうれしい食べ物に「う」がついているという語呂合わせからきているという説も。
諸説いろいろございますが、「う」のつく食材も取り入れて、うなぎだけじゃないおいしい土用の丑の日をお楽しみください。
土用の丑の日は災難が多いとも言われており、「丑」の方角である北側を守護する玄武の色にちなみ、「黒い食べ物」を食べればよいともされていました。
その黒いものを食べる風習として、土用の丑の日のメニューとしてお馴染みになっているのが「土用しじみ」と「土用餅」です。
他にも「ひじき」や「黒豆」「黒ごま」「なす」などもこの時期に食べる黒い食材として知られています。
うなぎはもちろんのこと、土用の丑の日にまつわるいろいろな食材をおいしくいただき、暑い夏を乗り切りましょう!