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2024.11.07

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ご存知ですか? 冬至のこと

そろそろ耳にしがちな「冬至」という言葉。
ご存知ですか?

冬至の過ごし方や楽しみ方をほんの少しご案内いたします!

「冬至」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
「冬至」とは、一年の中で昼が最も短く、夜が最も長くなる日のこと。
この日を境に、太陽が出ている時間が少しずつ長くなっていき、昼が最も長く、夜が最も短い日である「夏至」に向かっていきます。
そのため、すべての命はこの時季から動き始めるとして、昔は冬至の日を一年の始まりとする考え方もあったとされ、また、一年でもっとも昼の時間が短いことから、冬至には、運気が下がり、身体も弱るとも考えられていました。
そのことから、幸運を呼びこみ無病息災を願う風習が生まれたと言われています。

そのような事情から、冬至には幸運を呼び込むために「ん(運)」の重なる食材を食べるようになったとされ、「なんきん」「にんじん」「かんてん」「れんこん」「ぎんなん」「きんかん」などを食べるようになったとか。
中でも「なんきん(かぼちゃ)」は、夏の野菜ですが、新鮮な野菜が少なくなる冬の時期に、保存がきくかぼちゃを味わって栄養をつけようという考えがあったと言われています。

現代でも残る「冬至にはかぼちゃを食べる」という習慣は、そんな意味があるんです。

 

冬至は昼が最も短いことから、一年で最も太陽の力が弱まる日でもあります。
以後は再び太陽の力が強くなることから、「一陽来復」と言い、この日を境に運が上向くとされていました。
古来、黄色は魔除けの色とされ、「ゆず湯」には、黄色い柚子を入れたお風呂に入ることで「運を呼び込む前に、体を清め邪気を祓う」といった意味が込められていると言われています。

更に、冬至を「湯治」に、柚子を「融通」にかけて、「融通をきかせて世間を渡れますように」という願いが込められているとも言われています。

 


 

昔の人は、現代に生きる私たちよりも暦に合わせて縁起を担いだりすることで季節を体で感じたり、味わったりしていたのかもしれませんね。

昔からの名残の残る日本の風習を理解して、ぜひ楽しんだり、味わったりしてみてください。