キッチンスマイル

キッチンスマイルでは、お客様からの食に関するいろいろなお問い合わせをいただいています。
その中でも意外と多いのが「スパイス」について。
質問の内容のほとんどは、「形状やタイプによるスパイスの違いや使い方」や「料理でスパイスを使うべきタイミング」、「スパイスの有効な使用期限」など基本的なこと。

意外と解っていそうで解っていないものだと再認識する日々。

そんな最中、ハウス食品様にお声かけいただき、「ハウス食品株式会社 奈良工場」へスパイス生産の様子を見学させていただくことに。

11月某日
近鉄橿原線平端駅を下車し徒歩10分ほどで到着したのは「ハウス食品株式会社 奈良工場」。

ここでは日本全国で販売されているお馴染みのスパイスが多く生産されており、特にホールスパイスと言われる固形スパイスやパウダースパイスの生産拠点であるとともに、食卓でお馴染みのチューブ入りのわさびやしょうがなどのスパイスの生産も担っている工場とのこと。

工場長からのお話の後、いざ工場内へ！

今回は、練りスパイスと瓶スパイスの生産現場を工場させていただきました。

冷凍された原材料を保管している様子から粉砕などの加工、容器への包装、そして梱包・出荷までの一連の内容を見学。

人の手に一切触れることなく、全てがオートメーション化された工場で、いつも手にするお馴染みの商品が作られていることを目の当たりにしました！

そして、工場を見学した後、今回は特別にハウス食品様のスパイスマスターによるスパイス勉強会に参加。
スパイスの基本的な知識を学びました。

ここで、お客様から実際に問い合わせのあった質問をぶつけてみました！

Q：ホールスパイスとパウダー状のスパイスの違いは？

A：ホールスパイスは材料を乾燥させたそのままの状態のもので、パウダースパイスはその完成させたスパイスをミルで粉末状にしたもの

ホールスパイスは、使用する直前にミルで挽いて料理の最後の香りづけなどに使用し、パウダースパイスはそのまま料理の下味の調味などにおすすめです。

Q：開封したスパイスはどのくらい日持ちするの？

A：スパイスは商品に記載されている賞味期限（商品により異なるが一般的には1年から3年程度）を目安にご利用いただけます。
チューブ入りのスパイスで、わさびやからしは３ヶ月程度、その他は１ヶ月程度を目安に使い切っていただけるのがおいしくご利用いただくためにはおすすめです。

また、スパイスは湿気や熱そして光に弱いもの。
スパイスラックなどに常設するのも悪くないですが、できるだけ冷暗所や冷蔵庫での保存がおすすめです。

湿気に弱いスパイス。
調理の際に、フライパンや鍋に直接上から振りかけると湯気でスパイスが湿気てしまうそうです。
ついやりがちですが…。

スパイスを料理で使用する際には、手に取ったり、スパイスの容器からスプーンなどで救って使用したり、できるだけ湯気や蒸気に直接触れるのを避けながら使用するとよいとアドバイスいただきました。

ちょっとしたことですが、実践していきたいと思います！