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2025.06.06

特集

パプリカってどんな野菜?

パプリカという野菜をご存知ですか?
その彩りの良さから、サラダに付け合わせやピクルスなどにして楽しまえる方も多いかと思います。
逆にその色によって、もしくはピーマンの苦手な方はその見た目によって敬遠されている方もおられるかもしれません。

そんなパプリカの本質的な魅力を知って、味わう機会を増やしてみましょう。

 

・パプリカってどんな野菜?

国産のパプリカは6〜8月に旬を迎えるとされています。
パプリカはピーマンに似ていますが、お店で売られているピーマンがパプリカになるわけではありません。
パプリカとピーマンは同じナス科トウガラシ属に属している植物です。ピーマンはおなじみの緑のピーマンと、それ以外の色のカラーピーマンに分類されますが、実はパプリカはカラーピーマンの一種になります。
要するに、ピーマンとパプリカは品種が異なる別の野菜であるということです。

 

・ピーマンとパプリカの違いとは?

ピーマンと呼ばれる品種は「中果種」とされ、未熟な状態で収穫されているため緑色をしています。これが追熟すると赤色の色素が増えてピーマンの色は赤くなり、赤ピーマンとして売られていることがありますが、それはパプリカのことではありません。
パプリカの品種は「大果種」とされ、ピーマンより甘みが強く、大きく肉厚。青臭さも少ないため、サラダなど生で食べる料理にもよく使われ、また完熟してから収穫されるパプリカは品種や完熟度合いなどにより色合いが異なり、おなじみの赤、黄色、オレンジの他にも紫色や白、黒、茶色、緑など色が鮮やかで豊富なのも特徴です。

パプリカとピーマンでは含まれる栄養素にも差があります。
主要な栄養素についての差を見てみましょう。

ピーマンとパプリカそれぞれに栄養成分量が異なり、ピーマンと比較するとパプリカの方がビタミンなどの栄養素に優れていることがわかります。

赤パプリカの色を作っているのは、カプサイシンという色素。
カプサイシンと言えば唐辛子のイメージがありますが、赤パプリカに辛みはほぼありません。
パプリカを選ぶ時は、摂りたい栄養や好みに合う味、料理に合う色などお好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか?

 

・おいしいパプリカの見分け方

パプリカは生でも美味しくいただける野菜。
生で食べるならできるだけ新鮮なものを選びたいところ。
新鮮なパプリカの特徴は、

・表皮にはりとつやがあり、色が濃く鮮やかなもの
・ヘタの切り口が鮮やかな緑色でしおれていないもの
・傷やしわ、黒ずみ、へこみがなく、ずっしりと重みがあるもの

の3つ。
基本的に鮮度の良いパプリカは色鮮やかで、ツヤがあり、鮮度が落ちてくると、皮にシワが寄り、色もくすんできてしまいます。
ヘタが変色していたり、萎びていたりすると収穫されてから時間が経っている可能性が高いと言えます。

 

・知っておきたいパプリカの保存方法

新鮮なパプリカを味わうためには、鮮度を保つための保存方法を理解しておきましょう。

・冷蔵庫で保存する場合
表面が濡れている場合は水気をしっかりと拭き取り、キッチンペーパーでパプリカを1つずつ包み、ポリ袋に入れ袋の口をゆるく閉じて野菜室で保存しましょう。この際、カットしたパプリカを保存する場合は、乾燥しないように濡らして固く絞ったキッチンペーパーで包むようにしましょう。
鮮度を保ったまま保存できる期間は長くありません。できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。

・冷凍保存する場合
丸ごと冷凍する場合はパプリカを水で洗い、水気をしっかりと拭き取りラップで包み、冷凍保存が可能なジッパー付きの保存袋に入れてできるだけ空気を抜いた状態で冷凍庫で保存しましょう。
使用する際には、冷蔵庫で自然解凍してから調理するようにしましょう。
カットしたパプリカを冷凍する場合は、ヘタ、ワタ、タネを取った状態でカットしてから冷凍保存が可能なジッパー付きの保存袋に入れてできるだけ空気を抜いた状態で冷凍庫で保存しましょう。使用する際には冷凍された状態で加熱料理などに使用するようにしましょう。
冷凍保存した状態でも劣化は防げません。できるだけ早めに使用するようにしましょう。

 

 


 

 

フルーティーな甘味が魅力のパプリカは彩りもよく華やかな印象もあり料理の彩にもおすすめ。
ピーマンよりも甘みもあり食べやすいため、ピーマンの代わりに使ってみたり、生で食べると甘みやシャキッとした歯応えも魅力的のため、サラダやピクルスなどもおすすめです。
加熱すると甘味が増し味のアクセントにもなるパプリカ。

ピーマンが苦手で食わず嫌いになっていた方もぜひ、パプリカをおいしく味わってみてください。