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2025.06.03

特集

毎日食べたいトマトのはなし

売場ではTOMATOMA FARMのコーナーでもお馴染み。
関西スーパーがずっと力を入れてお勧めしておきた野菜がトマトです。

種類も豊富で、その分食味も違えば食べ方もいろいろ。
生でもおいしくて、加熱してもまたおいしい。
魅力満載のトマトを改めてご紹介します

関西スーパーでは、トマトのコーナーを「TOMA TOMA FARM」と称して、豊富な品揃えでお客様にご提案しています。
この「TOMA TOMA FARM」では店頭のPOPを用いて、担当バイヤーによるそれぞれの品種に合わせたおすすめの食べ方を5種類に区分けし、さらに「甘み・酸味・果汁」の3つの食味レベルを星印にて6段階で評価して表示しています。

今日の献立に最適なトマト選びの目安にしていただければ、新しい品種に出会えたり、よりおいしくトマトを味わえたり、トマトの魅力をもっと感じていただくことにつながるかもしれません。

品種ごとそれぞれに異なる魅力をもつトマト。
そのトマトの本質的な魅力を知って、さまざまな品種をニーズに合わせて使いこなしてみてはいかがでしょうか。

 

・トマトの旬っていつ?

季節に関わらずおいしいトマトが店頭に並んでいますが、トマトの旬の時期はご存知でしょうか?
トマトの原産地は南米ペルーのアンデス高原地帯だといわれていて、もともと強い日差しと昼夜の寒暖差を好む野菜です。高温多湿な環境は得意ではないため、トマトがおいしくなる季節は一般的に春~初夏辺りの時期とされ、北海道や東北など気温が低い地域などは、夏~秋頃にかけてもおいしいトマトが収穫されます。
トマトといえば「夏が旬」のイメージがありますが、実際には5月から8月にかけてということになり、特に露路栽培のトマトが出回る6月頃には味が濃くおいしいトマトが味わえる時期とされています。

 

・ご損じですか? トマトの種類

品種も多いトマトですが、品種の前にトマトはいくつかの種類に分類されることをご存知でしょうか?
基本的には大きさと色でそれぞれ3つに分類されています。

これ以外にも、用途での分類として「生食用」「加工用」などに分類されます。この「生食用」は一般的に店頭に果実の状態で並ぶもの、「加工用」はジュースやケチャップの他、ホールトマトなどの缶詰に使用される赤色系トマトのことを指します。

 

・知っておこう!  おいしいトマトの選び方

店頭に並んでいるトマトはもちろんどれも新鮮でおいしいものですが、その中でも新鮮でおいしいものを選びたいものです。新鮮なトマトの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

・ずっしりと重みがあり、裂果がないもの
・皮にツヤとハリがあり、色ムラがなく鮮やかで濃い色味をしているもの
・ヘタがピンとしていて緑色が濃く、しおれていないもの
・お尻の部分から伸びる白い線(スターマーク)がはっきりとしているもの

 

・知っておきたい! トマトの保存方法

トマトは手に入りやすく、食べる機会も多いことからお買い得の時などについつい買い過ぎてしまうこともあるのではないでしょうか。
おいしくたくさん食べていただくためにも、保存方法をしっておくと便利です。

  • 常温で保存する方法
    トマトが熟しきっていない完熟前のトマトの場合は、常温で保存することで追熟させることができます。
    トマトを1つずつキッチンペーパーや新聞紙などで包んだら、ヘタが下になるように、気温差が少ない冷暗所で保存しましょう。追熟して赤くなったら、冷蔵庫に移して保存してください。
    ※室温の高くなる夏場は、熟すよりも先にトマトが傷んでしまう恐れがあるため、常温保存はできるだけ避け、冷蔵庫で保存するか早めにいただくのがおすすめです。

 

  • 冷蔵保存する方法
    チルド室では温度が低すぎて傷んでしまう可能性があるため、野菜室で冷蔵するようにしましょう。
    完熟したトマトはひとつずつキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、ヘタが下になるように向けて保存します。保存期期間の目安は、1週間~10日ほどが目安です。

 

  • 冷凍保存する方法
    トマトをより長持ちさせたい場合は、冷凍保存することもできますが、冷凍したものは食感が変わってしまうため生食に向きません。皮がむきやすくなったり、生の状態に比べて旨みが出やすくなったりするため加熱調理におすすめです。
    そのまま冷凍する場合は、ヘタを取り除いてキッチンペーパーなどで水気を拭き取り、保存容器に入れて保存しましょう。カットしている場合は、重ならないように保存容器に入れることで、トマト同士がくっつかずに取り出しやすくなります。その際に種やゼリー状の部分にも旨みが含まれているので、冷凍する際に取り除かないようにしましょう。
    冷凍保存の期間は、1ヶ月程度が目安です。

 

・「トマトが赤くなると、医者が青くなる」ってどういうこと?

ヨーロッパには「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあることをご存知でしょうか?
トマトが赤く熟す頃になると、病院に行く必要がなくなるため医者の出番が減ってしまい顔色が青くなるという意味で、栄養価が高いとされるトマトを食べることで健康体になるとされていたというわけです。

では、実際にはトマトにはどのような栄養素が含まれているのかというと、

と、医者が青くなるのもわかる気がします。

これ以外にもトマトの栄養素でよく耳のする赤色色素の「リコピン」や「βカロテン」などのカロテノイドも含まれています。

このリコピンは加熱することで体内に吸収されやすくなるといわれ、加熱することでカサが減る分たくさん食べられるというのもうれしいところです。

 

生食ではもちろんのこと、加熱調理してもおいしい万能野菜トマトをいろいろなレシピでお楽しみください。