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2025.01.29

特集

節分ってどんな行事?

日本人にとって欠かせない春先のイベントといえば節分。
節分のことどのくらいご存じですか?
「豆まきの日」「巻寿司を食べる日」という理解の方もいらっしゃるかもしれません。
もちろんそうなのですが、そこには古来からのいわれが存在します。
節分への理解を深めて、もっと節分を楽しんでみましょう

 

  • 節分の由来とは?

節分には「季節を分ける」という意味があります。
日本では古くから季節の変わり目にあたる日が大切にされていて、本来は立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日が節分とされていました。特に立春は1年の始まりの日として尊ばれたため、いつのころからか節分といえば春の節分を示すようになったとされています。
節分といえば2月3日。
そう覚えている方も多いはず。節分は立春の前日です。
国立天文台によると、1年は365日ですが、地球が太陽の周りを公転する周期は365日よりわずかに長いことなどの影響から、立春と決められた位置に到達する時刻は毎年少しずつずれてしまいます。
そのため「うるう年」を設けて調整しているのですが、ずれは完全にはなくならないことから、立春が1日早まって2月2日が節分になる年が存在します。
覚えておかないと恵方巻きを買いそびれてしまうことになりかねませんので、理解しておきましょう。

 


 

節分は本来何をするための日なのでしょうか?
豆まきをしたり、恵方巻を食べたり…
みんなが知っているその行事にはどういう意味があるのでしょうか?
節分の行事をご紹介していきましょう!

 

近年の節分といえば、やっぱり「恵方巻」という方も多いはず。
1年で一番、巻寿司を目にする日でもあります。
毎年、恵方の方角を向いて黙って1本食べきれば幸福になるとされています。

  • 恵方巻きとは?

恵方巻は、もともと七福神にあやかって7種類の具材を巻き込むとされ、また縁起が良いとされる具材をいれることでも知られています。
近年では、あまり拘らずにおいしくいただく恵方巻も増えています。

  • 恵方とは?

恵方とは、その年の金運や幸福をつかさどる「歳徳神」という神様がいる方角のことで、年ごとに変わり、その恵方に向かって事を行なえば、「何ごとも吉」とされました。

  • 恵方巻の丸かぶりの方法

恵方巻を食べる時には、よそ見をせずその年の恵方を向き続けて神様にお願いをしながらひたすら黙って食べるという決め事があります。途中で食べるのをやめず一気に一本丸ごとを黙って食べるのは、途中で誰かと話したり、恵方巻を食べるのをやめてしまうと、福運が逃げるとされているからで、おいしくいただくのももちろん大事ですが、御利益を得るためにも、ぜひチャレンジしてみてください。

 

もうひとつの節分の行事として馴染みが深いのが「豆まき」。
「鬼は外、福は内」でもお馴染みの豆まきにも由来があります。

昔は、病気や災害など悪いものはすべて「鬼」の仕業だと考えられていました。
また豆には、鬼などの悪いもの追い出したり退治したりする効果があるとされ、鬼が苦手とする豆をまくことで鬼を撃退しようとしたことに由来します。

豆まきには炒った豆を使うのが一般的とされていますが、それは「人を食べる鬼に、神様が「この豆から芽が出たら人間を食べてもいいが、出ないうちに人を食べたら罰を与える」と豆を渡しましたところ豆をまいても、待っても待っても芽は出ず、じつはあらかじめ炒ってあったものでだった」というお話が由来とされ、節分の豆まきには炒った豆を使うようになったといわれています。
近年では、さまざまな事情からナッツが使えわれたり、いろいろとその形を変えているのも特徴です。

  • 豆まきの正しい方法

「鬼は外」というかけ声とともに豆を外に向かって、続いて鬼が入ってこないように窓や扉を閉めて「福は内」と言いながら家の中にむかって豆をまきます。

  • 豆を食べる

節分は「年取りの日」とされ、かつては節分にひとつ年を取ると考えられていました。そのため、「節分に年の数だけ豆を食べる」という風習が残ってきたとされており、自分の年齢の数だけ豆を食べると、体が丈夫になって病気になりにくくなるとされてきました。
本来は、福を呼び込んだ縁起の良い豆である「まいた豆」を拾い集めて食べるのが習わしですが、近年ではなかなか難しいのも現実。
それでも、歳の数だけ豆を食べようということで「大豆を使ったレシピ」をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

 

関西地方を中心に、節分にいわしの頭を飾ったり、いわしを食べたりする風習があります。
いわしを焼く際に出る煙や強い匂いが鬼を寄せ付けないと考えられていたからです。
同様に鬼が苦手と言われていた「ひいらぎ」を玄関に飾って鬼が入ってこないようにしたり、長芋を擦って食べたり(鬼が鬼の角を擦って食べていると思うのだとか…)とと、地域によっても異なった風習も見られます。

 

恵方のみとは、恵方巻よろしく恵方の方角を向いて日本酒をいっきに飲み干すというもの。
少し恵方巻きとは左方が異なりますが、「好きな日本酒を用意して、酒器に日本酒を注ぎ、恵方の方角を向いて、深呼吸をして願い事を考えてから日本酒を飲む」というもの。

恵方巻き同様に恵方の方角を向いて、願い事を思いながら、黙っていっきに「食べる」「飲む」というのは色々な食材で楽しめそうですね。

ということで、恵方巻きのように食べられる「切らなければにまるかぶり」できるレシピをいくつかご紹介します。

 


 

節分の由来を食の行事としてご紹介しました。
時代と共に変化してきた節分ですが、節分本来の役割や在り方に理解を持って皆様にあった節分を楽しみましょう!