「安全に揚げ物を調理いただくために」
- 油は加熱によりある温度以上になると自然発火する可能性がございます(油は370 度付近で発火するとされています)。油の加熱中や揚げ物の調理中はその場から離れないようにご注意ください。
- 土鍋や耐熱ガラス鍋などの容器は、ガスコンロやIHクッキングヒーターの調理油過熱防止機能が働かないため火災の原因になる可能性がございますので揚げ物調理には使用しないようご注意ください。
- 水気は油はねの原因になります。鍋やフライパンなど揚げ物に使う調理器具や食材の水気をよく拭き取るようにし、揚げている最中も加熱した油に水気が入らないようにご注意ください。
- 衣がついたものを油に投入した後、表面を触りすぎると、衣に傷がつき、破裂の原因になる場合があります。破損し具などの内容物がはみ出すことで、油はねなどの原因となりますのでご注意ください。
- 油の温度が高すぎる状態(200℃以上)で食材を投入すると、素材により油はねや破裂する可能性がございます。揚げる食材や揚げ方に合った、適切な温度の油で揚げるように注意し、可能であれば温度計を使用して温度管理を徹底する
- コロッケやじゃがいもなどを低温で揚げると、中のたねの温度が上がりやすくなり、水蒸気が発生したり、外側の衣部分に火が入って固くなる
前に中のたねが衣を突き破って出てきてしまい、破裂してしまう恐れがございます。一度に揚げる食材の量を控え、可能であれば温度計を使用して温度管理を徹底するようにご注意ください。
「注意が必要な食材や調理について」
- えび:尾の中に水分が残っていると油はねの原因になります。尾から水をしごくように取り除きましょう。
- いか:薄皮がのこっていると油はねの原因になります。皮は予め剥いておきましょう。
- 冷凍食品:付着している霜などが油はねの原因になりますので、調理の際は十分注意しましょう。
- 膜で覆われている食材(ししゃも、ししとうなど)を揚げると、破裂する可能性がありますので必ずつまようじなどで穴を開けてから調理しましょう。
- 揚げ菓子を調理する場合:材料に砂糖とベーキングパウダーが含まれていないと、生地が破裂する恐れがあります。砂糖やベーキングパウダーが含まれていない生地でチュロスなどを作る際は、必ず星型の口金などを使用して表面積を広くすることで破裂を防ぐことができます。