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キッチンスマイルからのお知らせ

2023.09.22

特集

ご注意が必要な食材について

関西スーパー及びキッチンスマイルでは、安心・安全に料理をしていただくため調理や食材に関する注意事項をご紹介しています。

「乳幼児向けの食事について」

乳幼児向けに調理する場合は、調理方法や材料、食材の切り方、大きさ、形状など、お子様の月齢や年齢に応じてご自身でご判断いただくことが必要です。

下記については特にご注意ください。

  • 乳児ボツリヌス症を起こす危険性があるため1 歳未満の乳児には、はちみつ、黒糖(黒砂糖)、コーンシロップは与えないようにしましょう。

※参考:「厚生労働省:ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html

  • 豆類やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品やミニトマトやブドウ等の球状の食品には窒息のリスクが、もち、こんにゃくゼリー、パンなども窒息事例の報告がみられますので、十分にご注意ください。

※参考:「消費者庁:食品による子どもの窒息・誤嚥( ごえん) 事故に注意!」https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_047/

  • 生ものについても食中毒を起こす恐れがございますため、与えないようにしましょう。

※参考:「厚生労働省「e- ヘルスネット」:食品による窒息事故」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-10-001.html


「妊婦様向けの食事について」

  • アルコール:妊娠中の母親の飲酒は、血液から胎盤を通って胎児に届きます。赤ちゃんの成長や発達に影響を与える可能性があるため、妊娠がわかった時点ですぐにお酒を飲むのを控えるようにしましょう。
  • カフェイン:胎児の発育が阻害される可能性があるため、摂りすぎには注意が必要で、1 日にコーヒーならマグカップで2 杯程度、紅茶はティーカップ2~3 杯程度であれば問題ないとされています。

※参考:「厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

  • メチル水銀:魚には食物連鎖によって自然界に存在する水銀が取り込まれています。極端にたくさんの量を食べるなど偏った食べ方をすると水銀が取り込まれ、胎児の発達に影響があるので、妊娠中は食べ方には注意が必要です。
    ※妊娠中でない方は、気にせずに食べても問題はございません。

※参考:「厚生労働省「これからママになるあなたへ」」
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/100601-1.pdf 

  • リステリア食中毒:妊娠中は一般の人よりもリステリア菌に感染しやすくなり、胎児に影響が出ることがあります。リステリア菌は食品を介して感染する食中毒菌で、塩分にも強く冷蔵庫でも増殖するといわれています。

※参考:「厚生労働省「妊娠中、育児中のご自身の食事や赤ちゃんの食事に関する情報提供」」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00004.html

  • 非加熱の食材:生卵や刺身などは細菌やウイルスによって食中毒を起こす可能性があるため、避けたほうが良いとされており、生野菜や果物もよく洗ってから食べるように注意しましょう。

※参考:「厚生労働省「妊娠中、育児中のご自身の食事や赤ちゃんの食事に関する情報提供」」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00004.html

  • ビタミンA:過剰摂取により先天奇形が増加することが報告されているため、妊娠を計画する人や妊娠3 か月以内の人は大量の摂取を避けるようにしましょう。

※参考:厚生労働省「妊娠中と産後の食事について」https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/ninpu-02.htm


「高齢者向けの食事について」

高齢者となって食べやすい食品と食べづらい食品が出てくると、つい食べやすい食材だけで食事を済ませてしまい、食事や栄養バランスに偏りができてしまう傾向があります。食品の特徴を理解し、食べやすく、飲み込みやすくするための工夫をしましょう。

※参考:「農林水産省「シニア世代の 健康な生活をサポート」」https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/b_sizai/pdf/korei_all.pdf

※参考:「厚生労働省「食べて元気にフレイル予防」」
https://www.mhlw.go.jp/content/000620854.pdf

 

「アレルギー食品について」

レシピに使われている食材や調味料・加工食品などの原料に、ご自身のアレルギーの原因となる食品が含まれていないか十分にご確認ください。

「食品衛生法」で表示義務が定められている食品(2023 年現在)

  • 特定原材料8 品目:えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)

表示が推奨されている食品(2023 年現在)

  • 特定原材料に準ずるもの20 品目:アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

レシピ内などに、特定の材料が使用されていない場合でも個人のアレルギーの状態に合わせて、十分に食材や調味料・加工食品の原料などをご確認ください。
市販の調味料や加工食品などは、商品によって原材料が異なります。また、アレルギー品目不使用の市販品でも、他の食品と同じ施設などでつくられる場合、アレルギー物質が微量に混入するなどの可能性もございます。これらがレシピの材料に含まれる場合は、お使いの商品の原料表示をよくご確認ください。特に重篤なアレルギーをお持ちの方や過敏な方などはご注意ください。

※参考:「消費者庁 食物アレルギー表示に関する情報」https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/

 

「料理へのアルコールの使用について」

料理酒やみりん、ワイン、ブランデーなど、アルコール類が使用されているレシピでは、加熱具合によりアルコールが含まれている場合がございます。お子様へのご提供の際や妊娠中、授乳中の方、アルコールに弱い方などはご注意ください。


「小麦粉の使用について」

小麦粉は生の状態では消化されにくいため、生の状態のクッキー生地やホットケーキ生地を食べるのは適切ではありません。小麦粉を使用して作る半生タイプのお菓子なども、十分に加熱処理が必要です。小麦粉は加熱処理してから食べるようにしましょう。

「卵の使用について」

  • 卵はきれいで、ひび割れのない、新鮮なものを購入し、購入後は冷蔵庫で保存してください。
  • 卵を生もしくは半熟で食べる場合の調理には、表示の期限内であることを確認し、殻が割れている卵やひびがある卵は使用せずに調理する直前に殻を割ってから使用するようにしましょう。
  • 十分に加熱しない卵料理は、調理してからすぐに食べるようにしましょう。
  • 加熱調理を行った卵料理についても、なるべく早く消費するようにしましょう。
  • 高齢者、2 歳以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している人などは、生卵の喫食は避け、十分加熱した卵料理をたべるようにしましょう。

※参考:「厚生労働省 卵によるサルモネラ食中毒の発生防止について」
https://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/1007/h0722-1.html

「お肉の使用について」

  • 生肉には食中毒の原因となるウイルスや細菌が存在している可能性がありますので、新鮮なものを選び、調理時は清潔な環境で中心までよく加熱するようにしましょう。
  • 肉の加熱が十分にされているかの確認については、肉の一番大きいものの厚い部分は開き、骨付き肉については骨に近い部位に包丁を入れて、骨から肉を離すようにしながら開き、目視で確認しましょう。
  • 腸管出血性大腸菌などによる食中毒では、特にお子様や高齢者は重症化しやすいため、十分注意が必要です。
  • 販売されているレバーは加熱用です。牛レバー、豚肉・豚レバーの生食は法令で禁止されていますのでご注意ください。

※参考:「厚生労働省 お肉はよく焼いて食べよう」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049964.html

「魚介類の使用について」

  • 生の魚介類には食中毒の原因となるウイルスや細菌や寄生虫が存在している可能性がありますので、新鮮なものを選び、調理前にきちんと目視でご確認の上、調理時は中心部までよく加熱してください。
  • 生もしくは半生で食べる場合は、新鮮な生食用のものを選び、購入後になるべく早く消費するようにしましょう。
  • 内臓付きの魚を購入した際はよく冷やし他状態で持ち帰り、ご帰宅後すぐに内臓を取り除くようにしましょう。
  • 魚の内臓を生で食べることは避けましょう。一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、死滅しない寄生虫も存在しますので十分にご注意ください。
  • 牡蠣などの二枚貝にはノロウイルスを含んでいる可能性がございます。体調の悪いときは生で食べるのを控え、中心部が85 ~ 90℃で90 秒間以上の加熱をしてからお召し上がりください。

※参考:「厚生労働省 アニサキスによる食中毒を予防しましょう」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html

※参考:「農林水産省 海の幸を安心して楽しむために ~アニサキス症の予防~」https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/f_encyclopedia/anisakis.html

※参考:「農林水産省 食中毒をおこす細菌・ウイルス・寄生虫図鑑」https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/f_encyclopedia/

※参考:「農林水産省 ノロウイルス(ウイルス)」https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/f_encyclopedia/norovirus.html

「毒を含む食材・食べ過ぎに注意が必要な食材について(一例です)」

  • ふぐ:肝臓、卵巣、皮に猛毒を含みます。調理には一部の地域を除きふぐ調理師免許が必要とされています。

※参考:「厚生労働省:自然毒のリスクプロファイル:魚類:フグ毒」https://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_01.html

  • ぎんなん:食べ過ぎると中毒の危険性が報告されています。

※参考:「厚生労働省:平成19 年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告について」https://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/12/h1225-4e.html

  • じゃがいも:芽や緑色の皮はきちんと取り除く必要があります。それらを摂取すると中毒の危険性がございます。

※参考:「農林水産省:ジャガイモによる食中毒を予防するために」https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/potato.html

  • 白いんげん豆:生食で嘔吐や下痢などの症状が報告されています。

※参考:「厚生労働省:白インゲン豆の摂取による健康被害事例について」
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/05/h0522-4.html